- コージィ城倉「プレイボール2」6
森高夕次(コージィ城倉)が「江川と西本」や「チェイサー」を手仕舞いにかかったのも、こちらの作品に力を入れるためか?(「キャプテン2」の連載も始まったとか)
依然として面白い。やっぱり、谷口クンが最後の夏に、どこまで、どうやって勝ち抜いていったのかはどうしたって知りたいわけだから、それにイガラシや井口の高校野球での活躍も知りたいわけだから、どうしたって惹きつけられる。ちばあきおに比べるとコージィ城倉の方が野球に関してはかなり緻密なので、そういう点では面白さが増している。
しかし、イガラシが先発を言い渡された前日に(いくら眠れないからといって)朝まで身体を動かしていたり、交代を命ぜられても嫌がったり、本人が嫌がると谷口がその指示を撤回したり。二人とも精神年齢が中学生の時に戻ってしまっているのがなんとも残念だ。せっかく井口は成長しているのに……(そして丸井もわずかながら成長の片鱗が見えるのに……)
- 作者: コージィ城倉,ちばあきお
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/08/19
- メディア: Kindle版
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(2019/10/13 記)