鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八」

  • 小野雅裕「宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八」(ソフトバンク新書/株式会社コルク)

紙の本はソフトバンク新書の一冊なので、発行はSBクリエイティブだが、kindleは出版元がコルクになっている。表紙の(宇宙兄弟の)イラストや扉の写真は同一である。

二年前に書店で本書を目にし、面白そうだと思って購入したのだが(当時、既に本は基本的にkindleで買うことにしていたから、自分としてはかなり珍しく、英断でもあったのだが)期待以上に面白い内容で、久々に、買って良かった、読んで良かったと思った。科学解説書なのだが、地球外生命体を探す話がここまで進んでいるとは知らなかったので、そのことに単純に驚き、興奮したこと。また、なぜ地球外生命体を探求するのか、という設問に対する著者の回答に感動したこともあった。

その本は今でも持っているが、たまたまkindleで出ているのを知り、kindleの方が読みやすかろうと思って再購入した。が、ちょっと読みにくい。なぜかページが重い。タブレット側の問題かとも思うが、他の本はここまで重くないので、不思議。他の本といっても、最近はもっぱら漫画ばかりだから、活字の本は文字情報を解釈しながら文字を表示させないといけない分、時間がかかるということなのだろうか? 特に小説と違い、解説書は前に書いてあったところに戻って確認して……という「読み返し」が頻繁に発生するため、ページが重いとつらい。

紙の本でもう一度読み返してみようか。


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(2020/5/29 記)