鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

「ちひろ」下

ちひろ 下

ちひろ 下

「ぷちブル」を辞めたちひろは昔の彼氏やOL時代の友人(いずれもクソな人たち)に会って回って自分の立ち位置を確認。その後ピンサロに勤めるが合わず、ヘルスに鞍替えする。

ピンサロ時代に自分に自分に憧れていた子と再会。彼女が結婚すると聞いてどす黒い気持ちに。

拾った(壊れている)時計を修理してくれた男と仲良くなる。しばらくは甘い生活が続くが、やがて男は金をせびり、暴力を振るうようになる。物語冒頭で元カレと会って、昔の自分はこんなのにひっかかっちゃうほど寂しかったんだな……と振り返るシーンがあるが、結局今も変わっていないことがわかる。

源氏名ちひろ」が「綾」に戻って帰省するシーンで終わり。実家で彼女の乾きは癒されるのか、それとも昔の彼氏やOL時代の友人に会った時と同じく、この家から出たのは正解だったと確認するだけで終わるのか。



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