鞄に二冊

少しでも空き時間ができると、本が読みたくなる。

2019-01-01から1年間の記事一覧

「走馬灯株式会社」1 - 3

菅原敬太「走馬灯株式会社」1 - 3 面白そうだったのでとりあえず3巻まで買ってみた。面白かった。場所や時間を特定せず、それを必要とする人の前に超常現象が起きる。あるいは、超能力を持った人が現われる。そして、当人の希望によりその超常現象を体験する…

「透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~」3

沖田×華「透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~」3 この巻の最初の話(第15話)の、透明ではなかった子供の話が胸を打つ。こういう愛情もあるのかと。ほかもひとつひとつ胸を打つ話だが、これ以上は書けない。透明なゆりかご?産婦人科医院看護師…

「GREEN」1 - 4

二ノ宮知子「GREEN」1 - 4 農家の人が主人公を「許せない」とコメントしているのが目に入り、そんなにひどい女だったかな!? と気になって再読。自分は農業に従事したことがないので本業の人の気持ちはわからないけど、そこまで変ではないと思った。和子は…

「ハナヨメ未満」

ウラモトユウコ「ハナヨメ未満」1~3 一年ほど前に一巻を読んだら面白かったので二巻も買ったのだが、後半でちょっとダレた感じがあり、三巻を買おうか迷っていた。久しぶりに読み返して、先も気になるから三巻(完結巻)を購入。婚約者の父が亡くなったため…

「ピーチボーイリバーサイド」1

クール信者狂「ピーチボーイリバーサイド」1 「旦那が何を言っているかわからない件」は名作だと思っていて、調べてみたらこの作者は結構本を出しているようなので、一冊購入してみた。割と面白い。2巻を買うかどうか検討中。ピーチボーイリバーサイド(1) (…

「JJM 女子柔道部物語」7

小林まこと「JJM 女子柔道部物語」7 前半のハイライトは神楽えもと三好千歌の準決勝戦。ネタバレになるが、大方の予想通り、えもは積極的な攻勢に出て圧勝する。決め技は巴投げだが、(三好の恩師である)九戸かおり直伝の両足で蹴上げる九戸スペシャルで、…

「しばたベーカリー」3 - 5

鵜飼りん「しばたベーカリー」3 - 5 以前、1、2巻は買って持っているのだが、残りを買うかどうかずっと迷っており、今日、思い切って買った次第。絵がかわいい。基本はほのぼの系だが、キリっとした辛口な話も時に混じる。読後感の良い、面白い作品である。…

「県立海空高校野球部員山下たろーくん」1 - 5

こせきこうじ「県立海空高校野球部員山下たろーくん」1 - 5 あーはやった、はやった、学生時代によく読んだ。*1その後すっかり存在を忘れていたけど、たまたまAmazonに単行本が揃っていることに気付き、とりあえず5巻まで購入。アレですね。高校野球部という…

「人造人間キカイダー」1 - 5

石森章太郎「人造人間キカイダー」1 - 5 当然持っていると思ったが、持っていなかった(ことに気付いた)ため、即座に購入。後半の展開は再読しても衝撃的だ。人造人間キカイダー(1) (石ノ森章太郎デジタル大全)作者: 石ノ森章太郎出版社/メーカー: 講談…

「佐伯さんは眠ってる」1

原作:春原ロビンソン、漫画:小菊路よう「佐伯さんは眠ってる」1 佐伯さんは眠ってる(1) (少年マガジンエッジコミックス)作者: 春原ロビンソン出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/06/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る福田泰宏の「まど…

「透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~」2

沖田×華「透明なゆりかご~産婦人科医院看護師見習い日記~」2 いろいろ壮絶なので、さくさくとは読めない。ゆっくり読んでいる。透明なゆりかご?産婦人科医院看護師見習い日記?(2) (Kissコミックス)作者: 沖田×華出版社/メーカー: 講談社発売日: 201…

「旦那が何を言っているかわからない件」1 - 3

クール教信者「旦那が何を言っているかわからない件」1~3 かおるたんがかわいくて好きだ。マヨタマ氏がかわいくて好きだ。かおるたんが結婚できて幸せだと感じてるところが好きだ。もともとWebで無料公開されていたもの。当初は「かおる=作者」で、多少の…

「プレイボール2」7

コージィ城倉「プレイボール2」7 高校生になって精神的に大きな成長があったはずの井口までが、イガラシに続いてお子ちゃま返りを見せる。谷口の決断力のなさは相変わらず。こういう時こそ倉橋がビシっと言うべきだと思うが、「谷口のやりたいようにやらせる…

「銀の聖者 北斗の拳 トキ外伝」1

ながてゆか「銀の聖者 北斗の拳 トキ外伝」1 昔、少年マガジンに「信長」を連載していたながてゆかは、その後どうしているんだろうとふと気になり、検索してみたところ、こんな作品を描いていた。思わず購入。面白かった。当時より絵が格段にうまくなってい…

「平安人の心で「源氏物語」を読む」

山本潤子「平安人の心で「源氏物語」を読む」(朝日選書) 単に源氏物語の意味をつかむだけでなく、当時の人はそれをどう読み、どう感じたのか、について解き明かした書。たとえば「桐壺」。いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひたまひける中に……と高校時…

「ゆうひが丘の総理大臣」1

望月あきら「ゆうひが丘の総理大臣」1 望月あきらは、小学生の時に小学館の学習雑誌に「どかどかドッカン先生」が連載されていて好きになった漫画家。1970年代の中期において、「最も可愛い女の子を描く漫画家」であると自分は認識していた。「ゆうひが丘の…

「枕草子」

清少納言「枕草子」 「徒然草」は全段持っているのだが、枕草子は持っていなかった。一段を読んでみたくなり、購入。現代語訳や注釈本ではなく、オリジナルであれば、青空文庫あたりで無料で読めるのではと思ったが、有料だった。始めから終わりまで通読する…

「幸せカナコの殺し屋生活」1

若林稔弥「幸せカナコの殺し屋生活」1 若林稔弥は昨年まで少年マガジンで「徒然チルドレン」を連載していた。高校生の内面の葛藤を、ねちっこく、ユーモラスに描くことに関しては天下一品。単行本は3巻までしか買っていないが、少年マガジンを購読していた頃…

「男の劇場」1~3

みなもと太郎「男の劇場」1~3 これも単行本を持っているが、kindle版が出ていたので買い直し。電子本で買い直したものは、紙の本を捨てることにしているのだが(もともと置き場所に困ることから電子本に切り替えたので)、紙の本は初版で、現在は絶版になっ…

「完全版 ホモホモ7」

みなもと太郎「完全版 ホモホモ7」 小学生の時に夢中で読んだ。紙の単行本は無論持っているが、kindleで出ていることに気付き、即座に購入。紙版と異なり、少年マガジン連載前のプレ作品「レスレス7喜々一発」が載っているのがボーナストラック。♀♀11(レス…

「能面女子の花子さん」5

織田涼「能面女子の花子さん」5 この作品を取り上げるのは初めてだが、早くも5巻が発売だ。常に能面をつけたまま日常生活を送る花子さんを巡る四方山話。授業もそのまま受けるし、食事もそのまま取る。どうやら家でも面をつけているようで、誰も素顔を知らな…

「引越し大名の笑い」

杉本苑子「引っ越し大名の笑い」(講談社文庫) 映画「引っ越し大名」を見て、松平直矩という人物を知った。脚本を担当した土橋章宏の「引っ越し大名三千里」のほかに松平直矩について書いた小説があるというので購入してみた。てっきり長編小説かと思ってい…

「いとしのエリー」1~5

高見まこ「いとしのエリー」1~5 学生時代に嵌まった作品。雑誌連載を読んで夢中になり、単行本を全巻揃え、繰り返し読んでは涙を流し、繰り返し読んではため息をついていた。それまでの恋愛ものは(小説でも、ドラマでも、漫画でも)人を好きになって、思い…

「タクマとハナコ」1~2

はるな檸檬「タクマとハナコ」1~2 「ZUCCA×ZUCA」は名作だったが全10巻で完結。残念ではあったが、さすがにヅカネタもこのあたりでネタ切れだろう、と思っていたら、またこんな作品を描いていたようだ。気づいて即購入。相変わらず、期待を裏切らない。ヅカ…

「宇宙兄弟」36

小山宙哉「宇宙兄弟」36 ついに日々人が月へ行くことに! いよいよ物語最大のクライマックスシーンが始まる。ところで、実は自分には話が理解できていない。六太が月に残って帰れなくなった時、実は「あっ、これは日々人が助けに行くということか? それで兄…

「少年アシベ」1~8

森下裕美「少年アシベ」1~8 30年前の作品。森下裕美の初期の「金魚のまくら」「23のさかな」などは、少女漫画風の絵柄で、あまり面白い作品ではない。彼女がブレイクしたのは「少年アシベ」からだと思う。三頭身(いや、二頭身か?)でシンプルなギャグ漫画…

「プレイボール2」6

コージィ城倉「プレイボール2」6 森高夕次(コージィ城倉)が「江川と西本」や「チェイサー」を手仕舞いにかかったのも、こちらの作品に力を入れるためか?(「キャプテン2」の連載も始まったとか)依然として面白い。やっぱり、谷口クンが最後の夏に、どこ…

「江川と西本」12

原作・森高夕次、作画・星野泰視「江川と西本」12 1981年の沢村賞騒動はよーく覚えている。改めてここに書かなくても本書を読めばわかるというところだが、要点を記すと、この年の江川・西本の成績は次の通り。 名前 勝 負 勝率 完投 完封 奪三振 防御率 江…

「川柳少女」10

五十嵐正邦「川柳少女」10 恋愛漫画では、主人公が意中の人となかなかくっつけないでいる間に、主人公のことを好きだという人が現われ、その人のことが気になってしまう、という展開が王道である。「愛と誠」の早乙女愛には岩清水弘がおり、「めぞん一刻」の…

「アオイホノオ」21

島本和彦、「アオイホノオ」21 ようやく待望の21巻発売。速攻で購入。村上もとかの「六三四の剣」当初から面白かったけどなあ。特に夏木栄一郎が東堂国彦と全日本大会で対決することになるくだりはハラハラしながら読んでいたが、少年サンデー的にはその時点…